「橋下徹」とかけて、「織田信長」と解く、
その心は、ビジョナリーリーダーとして、「破壊と創造の変革者」
織田信長は、中世から、近世の扉をこじ開けた英雄です。
橋下徹も、閉塞感漂う、現代から新しい時代の扉をこじ開けようとして、
猛スピードで突っ走っているように見えます。
橋下語録を列挙すれば、
「大阪を世界に伍するベスト10の都市に入る。
それには、大阪府と大阪市を合体してワン大阪で戦う必要がある。」
「司令官は一人で、独裁と言われるぐらいのリーダーシップが必要。」
大阪府知事での訓示は、強烈であり、
大阪府職員に対して「皆さんは、破産会社の従業員である。」
その後の改革のスピードと一番困難な職員カットもすぐに実施しました。
破産会社ならば、社長(知事)幹部も社員も賃金カットは、当たり前であり、
補助金・助成金も聖域なく徹底的にコストダウンも当たり前です。
既成観念に囚われない自由闊達な考え方に加えて、優れた構想力で、
その実現向けて、周りの人をも巻き込む力の源泉は、何かを考察すると、
使命感とその覚悟にあると思料します。
その根拠は、
経済的なメリットは、昔のタレント時代の年収は、幾らで今の市長は幾らか?
側聞によれば、タレント時代は、年収3億円が、大阪市長は、
少なくとも、橋下徹市長は、約2,500万円の年収を30%カットし、
退職金は、4,680万円を50%カットし、その後70%カットしました。
従って、経済合理性では、やってられません。
既得権益を打破する破壊者には、命の危険がありますが、
総理大臣の警護をするSPは、通常6名ですが、
大阪市長選挙についた橋下徹候補のSPは、何名だったか?
よくブラフ(脅し)に使われる、「月夜の晩ばかりではないぞ!」
「夜道には気をつけろ」などは、殺到すると予測がつきますが、
橋下徹代表には、ご家族があり、お子様は何と7名もいらっしゃいます。
かかる脅迫文書が殺到する中で、信念を持って改革を進めるのは、
尋常の根性では務まりません。
教育問題で物議を醸しながらも動ぜずに突き進む際の橋下語録は、
「資源がなく、領土も狭い日本が世界で戦うには、教育しかない」
は、正に至言ですね。
大阪府知事の実績と大阪市長としてのスタートダッシュを見る限り、
21世紀の織田信長として、活躍を期待しています。
事業再生家として、都市経営や国家経営をするには、
まず第一歩は、正しい現状認識とあるべき理想像を描き、
ギャップを埋める具体的なアクションプランを立て、
PDCA=Plan(計画)・Do(実行)・check(評価)・Act(改善)
を回すことです。
わが日本の現状は、年収423万円とするならば、
借金7,090万円、社会保障費264万円、地方交付税166万円、
新規借入(国債)442万円、元利返済219万円、
再建借入金116万円(25年間償還)
こうみると、完全に破産状態と言わざるを得ません。
この破産状態を復活するには、
総理大臣は、歳費70%カット、国会議員は、50%カット、
国家公務員は、30%カット等で、襟を但し、
不要不急の投資や設備投資は、ストップして、
遊休資産の処分を推進し、
同時並行で、稼げるビジネスの推進にてはじめて
再生は、実現可能性が出てきます。
大阪維新の会が、全国組織に成長して、国家の再生を実現する
可能性を期待したいと願っています。
何を言ったかではなくて、何をしたか?
が、その政治家の評価としなければ、判断を間違います。
参考にすべき先人に、
江戸時代の末期に備中松山藩(今の岡山県・高梁市)の藩政改革をした、
山田方谷(やまだほうこく)の目覚ましい業績を見れば、
ヒントを得られます。
山田方谷は、次回洲山のコラム担当時にレポートを提出したいと
考えていますので、乞うご期待!
現在の貨幣価値で、100億円の負債を完済し、
100億円の預金をわずか7年間で生み出した、英雄です。